「引っ越し先でペットを飼えなくなった」「家族や知人にペットを譲ることになった」そんなとき、加入中のペット保険はどうなるのか気になりますよね。
実は、ペット保険は飼い主が変わっても名義変更の手続きをすれば契約を引き継げるケースが多いんです。ただし、保険会社によって対応や必要書類が異なるため、事前の確認が欠かせません。
この記事では、ペットを譲渡するときの保険の名義変更手続き、必要書類、注意すべきポイントをわかりやすくまとめました。

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ペット保険の名義変更とは?
ペット保険の名義変更とは、保険の契約者(=飼い主)を現在の契約者から新しい飼い主に変更する手続きのことです。ペットの譲渡にともなって行うのが一般的で、保険契約自体はそのまま継続されます。
名義変更をせずに解約してしまうと、新しい飼い主が改めてペット保険に加入する必要があります。その際、ペットの年齢や病歴によっては新規加入を断られるリスクがあるため、名義変更で引き継ぐほうが安心です。
名義変更が必要になるケース
ペット保険の名義変更が必要になる主なケースは以下のとおりです。
- 家族や友人にペットを譲渡するとき
- 里親にペットを引き渡すとき
- 離婚や別居でペットの飼い主が変わるとき
- 契約者本人が亡くなり、家族が飼育を引き継ぐとき
- 結婚などで契約者の氏名が変わったとき(改姓)
なお、結婚による改姓の場合は「譲渡」ではなく「契約者情報の変更」にあたるため、比較的簡単な手続きで済む場合がほとんどです。
名義変更の手続きの流れ
保険会社によって細かな違いはありますが、一般的な流れは以下のとおりです。
ステップ1:保険会社に連絡
現在の契約者(譲渡する側)が保険会社に連絡し、ペットを譲渡する旨を伝えます。電話のほか、マイページから手続き書類を取り寄せられる保険会社もあります。
ステップ2:書類の取り寄せ・記入
保険会社から名義変更に必要な書類が送付されます。現在の契約者と新しい契約者の双方の署名が必要となるのが一般的です。
ステップ3:書類の返送
記入済みの書類を保険会社に返送します。新しい契約者の本人確認書類が必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
ステップ4:名義変更完了の通知
保険会社で審査が完了すると、新しい契約者宛に変更完了の通知が届きます。以降の保険料は新しい契約者の口座から引き落とされるようになります。
保険証券や変更完了の通知、これまでの診療明細などは、ファイルボックスにまとめて新しい飼い主へ引き渡すと、その後の手続きがスムーズです。


主要ペット保険会社の名義変更対応
代表的な保険会社の対応状況をまとめました。最新の手続き方法は各社公式サイトで確認してください。
アニコム損保
ペットの飼い主が変わる場合、契約者名義の変更手続きが可能です。マイページまたは電話で申し出ると、必要書類が案内されます。
アイペット損保
ペットを譲渡する場合の手続きに対応しています。譲渡される方からの連絡が必要で、所定の書類に双方が記入して提出します。
PS保険
ペットの譲渡にともなう契約者・被保険者の変更手続きが可能です。現在の契約者と新しい契約者双方のお手続きが必要となります。
FPC
契約内容の変更として、飼い主の変更手続きに対応しています。詳細はFPCのFAQページで案内されています。
ペット&ファミリー損保
契約者名の変更が可能です。氏名変更の場合と譲渡の場合で手続きが異なるため、まずは問い合わせて確認しましょう。
名義変更できない場合はどうする?
一部の少額短期保険や特定のプランでは、名義変更に対応していないケースもあります。その場合の対処法を確認しておきましょう。
解約→新規加入のパターン
名義変更ができない場合は、現在の契約を解約し、新しい飼い主が改めてペット保険に新規加入する形になります。ただし、以下のリスクがあるため注意が必要です。
- ペットの年齢が上限を超えていると新規加入できない
- 持病や既往症があると加入を断られる場合がある
- 新しい保険では待機期間が発生する(補償開始までのブランク)
- 保険料が年齢に応じて高くなる場合がある
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名義変更時の注意点
手続きをスムーズに進めるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
補償内容は引き継がれるか確認
名義変更をしても、基本的に補償内容はそのまま引き継がれます。ただし、保険会社によっては名義変更のタイミングで補償の見直しが入る場合もあるため、変更後の補償内容を確認しておきましょう。
支払い方法の再設定
契約者が変わると、保険料の引き落とし口座やクレジットカードの再設定が必要になります。新しい契約者の支払い情報を準備しておきましょう。
動物病院への連絡
窓口精算に対応している保険の場合、動物病院にも飼い主が変わったことを伝えておくと安心です。保険証の名義と飼い主が一致しないと、窓口精算がスムーズに進まないことがあります。
犬の場合は登録変更も必要
犬の所有者が変わる場合は、市区町村への「犬の登録事項変更届」の提出も必要です。狂犬病予防法に基づく手続きで、新しい飼い主の住所地の窓口で行います。
新しいおうちへペットを連れて行くときは、落ち着いて入れるキャリーバッグを用意しておくと移動の負担を減らせます。


よくある質問(Q&A)
Q. 名義変更に手数料はかかりますか?
多くの保険会社では名義変更の手数料は無料です。ただし、書類の郵送にかかる費用が自己負担となる場合はあります。
Q. 名義変更すると保険料は変わりますか?
基本的にペット保険の保険料はペットの年齢や犬種で決まるため、飼い主が変わっても保険料自体は変わりません。ただし、新しい契約者の住所や支払い方法によっては多少の変動がある場合もあります。
Q. 保護団体からペットを引き取る場合も名義変更できますか?
保護団体がペット保険に加入していた場合は、譲渡にともなう名義変更が可能な場合があります。保護団体と保険会社に確認してみましょう。
Q. 名義変更の手続きにはどのくらいかかりますか?
書類のやり取りを含めて、おおむね2〜4週間程度が目安です。譲渡の日程が決まっている場合は、早めに手続きを開始することをおすすめします。
名義変更と解約、どちらがお得?
ペットを譲渡するとき名義変更と解約のどちらがいいのかと迷う方も多いでしょう。それぞれのメリット・デメリットを整理しておきます。
名義変更のメリット
名義変更の最大のメリットは、保険の空白期間が生じないことです。解約から新規加入の場合は待機期間が発生し、その間に病気やケガをしても補償されません。名義変更なら補償が途切れることなく引き継がれるため、ペットにとっても安心です。
また、既往症がある場合でも名義変更なら契約が継続されるため、新規加入時に持病を理由に断られるというリスクを回避できます。
解約のメリット
解約のメリットは、新しい飼い主が自分に合ったプランを自由に選べることです。現在の保険の補償内容に不満がある場合や、もっとコスパのいい保険に切り替えたい場合は、解約して新規加入のほうが合理的なケースもあります。
判断基準
ペットの年齢や健康状態を考慮して判断しましょう。高齢ペットや持病のあるペットの場合は名義変更を優先し、若くて健康なペットの場合は解約して新規加入も選択肢に入ります。
健康状態を把握するには、日頃から体重を記録しておくのもひとつの方法です。自宅で量れるペット用の体重計があると便利です。
名義変更時に必要な書類リスト
名義変更の手続きに必要な書類は保険会社によって異なりますが、一般的に求められるものをリストアップしておきます。
- 保険会社所定の名義変更届(契約者変更届)
- 現在の契約者の本人確認書類(運転免許証など)
- 新しい契約者の本人確認書類
- 新しい契約者の支払い情報(口座情報またはクレジットカード情報)
- 保険証券(原本またはコピー)
保険会社によっては追加の書類が必要な場合もあるため、連絡時に確認しておきましょう。
Q. 離婚によるペットの引き渡しでも名義変更はできますか?
はい、離婚にともなうペットの飼い主変更でも名義変更は可能です。元配偶者から新しい飼い主への変更として通常の名義変更手続きを行います。双方の協力が必要となるため、離婚成立前に手続きを進めておくのがスムーズです。
Q. 契約者が亡くなった場合の名義変更はどうすればいいですか?
契約者が亡くなった場合は、ご家族が保険会社に連絡して承継手続きを行います。相続人の方が新しい契約者となり、保険を引き継ぐことができます。保険会社によっては死亡届のコピーや戸籍謄本の提出を求められる場合があります。
Q. マイクロチップの登録情報も変更が必要ですか?
はい、マイクロチップを装着しているペットの場合は、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトで飼い主情報の変更手続きも忘れずに行いましょう。オンラインで手続きできます。
まとめ
ペットを譲渡するとき、ペット保険は名義変更で引き継ぐのが最善です。解約してしまうと、新しい飼い主が保険に加入できないリスクがあるため、まずは保険会社に名義変更の可否を確認しましょう。
手続きには現在の飼い主と新しい飼い主の双方の協力が必要です。譲渡の日程が決まったら、早めに保険会社に連絡して手続きを進めるのがスムーズです。
参考情報:アニコム損保 飼い主変更の手続き|アイペット損保 ペット譲渡時の手続き|PS保険 契約者変更手続きFAQ
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