トイ・プードル、チワワ、ポメラニアン、ヨークシャー・テリアなど、小型犬は見た目のかわいさとは裏腹に、関節や骨に関するトラブルを抱えやすい犬種が多い。
特に「パテラ(膝蓋骨脱臼)」と「骨折」は小型犬の代表的なケガ・病気で、治療費が高額になるケースも少なくないんだよね。
今回は、小型犬がかかりやすい病気をしっかり把握したうえで、そこから逆算してペット保険を選ぶ方法を紹介していくよ。
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パテラ(膝蓋骨脱臼)とは
膝の皿がずれてしまう病気
パテラは、膝蓋骨(いわゆる膝のお皿)が正常な位置からずれてしまう病気。小型犬では先天的にパテラを持っている子も多く、トイ・プードル、チワワ、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャー・テリアなどが好発犬種として知られている。
グレード別の症状と治療
パテラはグレード1〜4に分類される。
- グレード1:たまに足を上げることがある程度。自然に元に戻る。経過観察が中心。
- グレード2:頻繁に脱臼するが、手で戻せる。スキップのような歩き方をすることがある。
- グレード3:常に脱臼した状態で、手で戻してもすぐに外れる。手術が推奨される。
- グレード4:完全に脱臼し、元に戻すことができない。手術が必要。
パテラの手術費用
手術が必要になった場合、片足で15万〜35万円程度が一般的な相場。両足の場合は倍近い費用がかかる。術前検査や入院費、術後の通院を含めると、総額で40万〜60万円になることもある。
ペット保険ステーション(パテラ解説ページ)では、パテラの詳しい症状や治療費について解説されているよ。
膝への負担を考えた環境づくりとして、フローリングに滑り止めマットを敷いている飼い主も多いです。


小型犬の骨折リスク
なぜ小型犬は骨折しやすいのか
小型犬は骨が細く華奢なため、ソファやベッドからの飛び降り、抱っこからの落下、フローリングでの滑りなど、日常生活のちょっとした事故で骨折してしまうことがある。特にイタリアン・グレーハウンド、チワワ、トイ・プードルなどは骨折リスクが高い犬種とされている。
ソファやベッドからの飛び降りが気になる場合は、ペット用のステップを置いて段差を小さくしておく方法もあります。
骨折の治療費
骨折の治療では、骨をプレートやピンで固定する外科手術が必要になることが多い。手術費用は20万〜40万円程度が一般的で、複雑骨折や粉砕骨折の場合はさらに高額になる。術後のギプス固定期間中の通院や、プレート除去のための再手術が必要になるケースもある。
その他の小型犬に多い病気
僧帽弁閉鎖不全症
小型犬の高齢期に多い心臓の病気。進行すると咳や呼吸困難が出る。内科的治療(投薬)が中心で、月々の薬代が5,000円〜15,000円程度かかる。長期の通院が必要になるため、通院補償のある保険が重要になってくる。
歯周病
小型犬は口が小さく歯が密集しているため、歯周病にかかりやすい。重度の場合は全身麻酔下での歯石除去や抜歯が必要で、費用は3万〜10万円程度。ただし、ペット保険では歯科治療が補償対象外になっている場合も多いので注意。
日頃のお口のケアとして、犬用の歯ブラシで歯みがきを習慣にしている飼い主も多いです。
気管虚脱
ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、チワワなどに多い呼吸器の病気。気管が潰れて呼吸困難になる。軽度なら投薬で管理できるけど、重度の場合は外科手術が必要で、費用は30万〜50万円程度になることもある。
小型犬は関節・骨のトラブルだけでなく、心臓や呼吸器の疾患も多い。通院も手術も両方カバーできる保険を選んでおくと安心だよ。
病気から逆算するペット保険の選び方
パテラ対策:先天性疾患の補償を確認
パテラは先天性の要因が大きいため、保険会社によっては補償対象外にしているケースがある。小型犬を飼うなら、パテラが補償対象に含まれているかどうかを加入前に確認するのが大前提。加入後に発症した場合のみ対象など、条件付きの保険もあるため、約款をしっかり読むことが大切。
骨折対策:手術補償の上限額をチェック
骨折の手術費用は20万〜40万円になることが多いので、手術1回あたりの支払限度額が十分にあるプランを選ぼう。1回あたりの上限が10万円だと、自己負担が大きくなってしまう。
僧帽弁閉鎖不全症対策:通院補償の日数と回数を重視
心臓病は長期間の通院治療が必要。通院1日あたりの限度額だけでなく、年間の通院日数制限がゆるいプランを選ぶのが賢い選択。無制限タイプがあるならそれが理想。
保険料と補償のバランス
小型犬は大型犬に比べて保険料が安い傾向にある。そのぶん、補償割合を70%にしたり、通院補償付きのフルカバータイプを選んでも、月々の負担はそこまで大きくならない。


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パテラ発症後でも入れる保険はある?
すでにパテラと診断されている場合、加入できる保険は限られてくる。多くの場合、パテラに関しては補償対象外という条件付きで加入できるケースがある。
ただし、パテラ以外の疾患やケガについてはきちんと補償されるので、「パテラがあるから保険は無理」と諦める必要はないよ。各保険会社に問い合わせて条件を確認してみよう。
アイペット損保(チワワの保険ページ)では、犬種ごとの病気リスクと保険の選び方が詳しくまとめられているよ。
よくある質問
Q. パテラのグレード1でも保険に入れる?
A. 保険会社によって判断が異なる。軽度の場合は加入できることもあるけど、パテラ関連の治療は補償対象外になることが多い。健康なうちに加入しておくのがベスト。
Q. 小型犬の保険料の相場は?
A. 犬種や年齢によって異なるけど、0歳〜3歳くらいなら月額1,500円〜3,500円程度のプランが多い。フルカバータイプの70%補償でも月3,000円前後で入れるケースもある。
Q. 骨折の予防法は?
A. フローリングに滑り止めマットを敷く、ソファにスロープを設置する、抱っこのときに落下に注意するなど、日常の環境整備が大切。骨折は予防できるケガでもあるから、飼育環境を見直してみよう。
Q. パテラの手術は両足同時にできる?
A. 獣医師の判断にもよるけど、一般的には片足ずつ手術することが多い。両足同時だとリハビリの負担が大きくなるため、片足の手術後にリハビリを経てから反対側の手術を行うケースが一般的。間隔は1〜3ヶ月程度あけることが多いよ。
Q. 小型犬で保険の加入率はどのくらい?
A. 日本のペット保険加入率は全体で15%前後とされているけど、トイ・プードルやチワワといった人気小型犬は加入率がやや高い傾向にある。病気のリスクを理解している飼い主さんほど、早い段階で保険に加入する傾向が見られるよ。


犬種別のかかりやすい病気早見表
トイ・プードル
パテラ、外耳炎、てんかん、レッグ・ペルテス病が多い。関節疾患のリスクが高いため、パテラが補償対象の保険を選ぶのが鉄則。
チワワ
パテラ、水頭症、気管虚脱、低血糖が多い。体が非常に小さいため、骨折リスクも高め。日常の事故対策と合わせて保険で備えておきたい犬種。
ポメラニアン
パテラ、気管虚脱、脱毛症が多い。骨が細いため骨折リスクも高い。通院と手術の両方をカバーできるフルカバータイプの保険がおすすめ。
ミニチュア・ダックスフンド
椎間板ヘルニアのリスクが非常に高い犬種。胴が長く足が短い体型が原因で、背骨に負担がかかりやすい。椎間板ヘルニアの手術費用は20万〜40万円程度になることがあるため、手術補償の充実した保険を選んでおこう。
ヨークシャー・テリア
パテラ、気管虚脱、門脈体循環シャントが多い。シニア期には心臓病のリスクも上がるため、長期の通院補償が重要になる。
まとめ
小型犬はパテラや骨折など、関節・骨のトラブルが起きやすい体質を持っている。加えて心臓病や呼吸器疾患のリスクもあるため、通院・手術の両方をカバーできるペット保険を選ぶのが理想的。
愛犬の犬種がかかりやすい病気を事前にリサーチして、その病気が補償対象になっている保険を選ぶのが、後悔しない保険選びのコツ。特にパテラの補償については、加入前に各社の条件をしっかり比較しておこう。
ペット保険のトリセツ(トイプードル保険ガイド)では、犬種別のリスクに合った保険の選び方が詳しく紹介されているので、ぜひチェックしてみてね。
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