旅行や出張で家を空けるとき、猫を預ける方法としてペットシッターを検討する人が増えている。ペットホテルと違って猫が慣れた自宅で過ごせるから、ストレスが少ないのが大きなメリットだ。
ただ、「ペットシッターっていくらかかるの?」「どうやって選べばいいの?」という疑問を持つ飼い主さんも多いはず。この記事では、猫のペットシッターの費用相場から、信頼できるシッターの選び方まで詳しく解説していく。

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猫のペットシッター費用の相場
猫のペットシッター料金は、訪問型か宿泊型かで大きく異なる。それぞれの相場を見ていこう。
訪問型の料金相場
訪問型のペットシッターは、1回あたり2,500〜3,500円程度が相場になっている。1回の訪問時間は30〜60分が目安で、食事の準備やトイレ掃除、水の交換、簡単な遊び相手などをしてくれる。
犬の場合は散歩が必要なぶん1回3,000〜4,500円と高めだけど、猫は散歩不要なので料金が抑えられる傾向がある。
30分コースで2,500〜3,000円、60分コースだと3,000〜4,500円が目安。訪問時間が長くなるほど料金も上がる。
宿泊型の料金相場
シッターが自宅に泊まり込んでお世話をする宿泊型は、1泊あたり15,000〜32,000円程度が相場だ。長期の旅行や出張で家を空ける場合に利用されることが多い。
追加でかかる費用
基本料金以外にも、以下のような追加費用が発生することがある。
- 初回登録料・カルテ作成費:1,000〜3,000円程度
- 交通費:実費または一律500〜1,000円程度
- 早朝・深夜料金:基本料金の20〜50%増し
- 繁忙期料金:GW・お盆・年末年始は割増になることが多い
- 複数頭の追加料金:2頭目以降は1頭あたり500〜1,500円程度
見積もりの総額が想定より高くなる原因は、こうした追加費用であることが多い。事前に総額をしっかり確認しておこう。
ペットシッターとペットホテルの費用比較
猫を預ける方法として、ペットシッターとペットホテルのどちらが良いか迷う人も多い。費用面で比較してみよう。
| 項目 | ペットシッター(訪問型) | ペットホテル |
|---|---|---|
| 1日あたりの費用 | 2,500〜7,000円(1日2回訪問の場合) | 2,500〜8,000円 |
| 環境 | 自宅(慣れた環境) | 施設(初めての環境) |
| ストレス | 少なめ | 大きい場合がある |
| 送迎の手間 | 不要 | 必要 |
| 24時間の見守り | 訪問時間のみ | あり |
費用面だけで見るとそこまで大きな差はないが、猫のストレスを考えるとペットシッターの方が向いているケースが多い。特に環境の変化に敏感な猫や、高齢の猫にはペットシッターがおすすめだ。
留守中の様子が気になる方は、外出先からスマホで確認できるペットカメラを併用する飼い主も多いです。


失敗しないペットシッターの選び方
大切な愛猫を任せるわけだから、シッター選びは慎重に。以下のポイントを必ずチェックしよう。
第一種動物取扱業の登録を確認する
ペットシッターを営業するには、第一種動物取扱業(保管)の登録が法律で義務づけられている。登録番号を公開していないシッターは利用しない方が安心だ。
ペット関連の資格を持っているか
愛玩動物看護師、ペットシッター士、動物看護士などの資格を持っているシッターは、ペットの体調変化にも適切に対応できる可能性が高い。
事前面談(打ち合わせ)の有無
信頼できるシッターは、初回利用前に必ず自宅を訪問して猫との顔合わせや生活環境の確認を行う。事前面談なしで当日いきなりお世話を始めるシッターは避けた方が無難だ。
保険や補償制度があるか
万が一のトラブル(猫のケガ、物品の破損など)に備えて、賠償責任保険に加入しているシッターを選ぼう。事故時の補償についての説明が明確かどうかも大事な判断基準になる。
口コミ・評判をチェックする
実際の利用者の口コミは、シッターの信頼性を判断する大きな材料になる。SNSやレビューサイトで、対応の丁寧さやリピート率を確認しよう。
料金が極端に安いシッターは、無資格・無登録で営業している可能性がある。安さだけで選ぶとトラブルにつながりやすいので、信頼性を最優先で選ぼう。
ペットシッター利用時に準備しておくこと
スムーズにシッティングを受けるために、以下の準備をしておこう。
- フードとおやつ:種類・量・時間を明確に伝える
- トイレ用品:猫砂の予備を多めに用意する
- かかりつけ動物病院の情報:緊急時にすぐ連絡できるようにしておく
- 猫の性格や注意事項:噛み癖や脱走癖など、事前に伝えておく
- 合鍵:シッターに渡す用の合鍵を準備する
かかりつけの動物病院の連絡先は特に重要。体調急変時にシッターがすぐ対応できるようにしておこう。


ペットシッターの費用を抑えるコツ
少しでも費用を抑えたい場合は、以下の方法を検討してみよう。
回数券やまとめ割引を活用する
定期的にシッターを利用する場合、回数券やリピーター割引を用意しているサービスがある。長期出張が多い人は特に活用したい。
繁忙期を避ける
GW・お盆・年末年始は料金が割増になることが多い。可能であれば、旅行の時期をずらすだけで費用を抑えられる。
マッチングサービスを利用する
個人のペットシッターとマッチングできるサービスを利用すると、大手に比べて料金が安いことがある。ただし、信頼性の確認は自分でしっかり行う必要があるので注意しよう。
ペット保険で費用負担を軽減できる?
ペットシッター費用自体はペット保険の補償対象外だが、シッティング中に猫が体調を崩して動物病院を受診した場合は、ペット保険で治療費がカバーされる。
特にシニア猫は体調を崩しやすいので、シッター利用前にペット保険に加入しておくと安心だ。猫のペット保険の選び方については以下の記事で詳しく解説している。






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ペットシッターサービスの種類
ペットシッターと一口に言っても、実はいくつかのサービス形態がある。猫の性格やライフスタイルに合ったものを選ぼう。
個人経営のペットシッター
個人で開業しているシッターは、きめ細やかな対応が期待できる。料金もフランチャイズ型に比べると柔軟に設定されていることが多い。ただし、代わりのシッターがいないためスケジュール調整が難しい場合がある。急な依頼に対応できないこともあるので、日ごろからの信頼関係が大切だ。
フランチャイズ型のペットシッター
全国展開しているフランチャイズ型サービスは、スタッフの教育体制や保険・補償が整っていることが多い。シッターの急な体調不良時に代わりのスタッフを手配してくれる点もメリットだ。料金はやや高めになるが、安心感を重視するなら検討の価値がある。
マッチングプラットフォーム型
飼い主とシッターをオンラインでマッチングするプラットフォーム型のサービスも増えている。料金を比較しやすく、レビュー機能でシッターの評判を確認できるのが強みだ。ただし、プラットフォームによって保険や補償の適用範囲が異なるので、利用規約をよく確認しておこう。
猫のペットシッター利用でよくあるトラブルと対策
ペットシッターの利用にあたって、実際に起こりうるトラブルとその対策を知っておこう。
猫が脱走してしまった
シッターがドアを開けた瞬間に猫が外に飛び出してしまうトラブルは、実際に報告されている。対策として、玄関付近に二重扉やペットゲートを設置しておくと安心だ。シッターにも「ドアの開閉時は猫の位置を確認してから」と念押ししておくことが大切だ。
猫がフードを食べなかった
飼い主がいないストレスで、フードを食べなくなる猫もいる。対策として、好きなおやつやウェットフードを別途用意しておくと良い。2日以上食べない場合は動物病院に相談するよう、シッターに伝えておこう。
報告が不十分だった
シッティング後の報告が「問題ありませんでした」の一言だけだと不安に感じる飼い主も多い。事前に「写真付きの報告をお願いしたい」と伝えておくと、猫の様子がしっかり分かって安心だ。最近はLINEやアプリで写真付き報告をしてくれるサービスが増えている。


旅行日数別のペットシッター費用シミュレーション
実際に旅行で利用した場合、どれくらいの費用がかかるのかシミュレーションしてみよう。猫1頭・訪問型(1日2回)で計算する。
| 旅行日数 | 基本料金(1回3,000円×2回/日) | 初回登録料等 | 合計目安 |
|---|---|---|---|
| 1泊2日 | 12,000円 | 2,000円 | 14,000円前後 |
| 2泊3日 | 18,000円 | 2,000円 | 20,000円前後 |
| 1週間 | 42,000円 | 2,000円 | 44,000円前後 |
1週間の旅行だと結構な金額になるが、猫のストレスを考えるとペットホテルに預けるよりも安心できる場合が多い。長期利用の場合は回数券やパック料金を用意しているサービスを探すと費用を抑えられる。
よくある質問(Q&A)
Q. ペットシッターに鍵を渡すのが不安です
鍵の受け渡しに不安を感じる場合は、スマートロックを設置してシッターにデジタルキーを発行する方法もある。利用後にキーを無効化すればセキュリティ面も安心だ。また、信頼できるサービスでは鍵の保管に関する規約がしっかり定められている。
Q. 猫が人見知りでもペットシッターは利用できる?
人見知りの猫でも利用可能だ。事前面談で猫との相性を確認できるし、無理に触れ合わず見守り中心のお世話を依頼することもできる。回数を重ねることでシッターに慣れる猫も多い。
Q. 多頭飼いでも対応してもらえる?
多くのシッターサービスは多頭飼いにも対応している。2頭目以降は追加料金(500〜1,500円程度)がかかることが一般的。頭数が多い場合は、訪問時間を長めに設定してもらうと良いだろう。
Q. どのくらい前に予約すれば良い?
通常期であれば1〜2週間前の予約で間に合うことが多い。ただし、GWや年末年始などの繁忙期は1か月以上前の予約がおすすめだ。
Q. ペットシッターを利用中にペットカメラは設置して良い?
自宅にペットカメラを設置しておくと、外出先から猫の様子をリアルタイムで確認できる。シッターに事前に「カメラを設置している」旨を伝えておくのがマナーだ。多くのシッターはカメラの設置に対して理解を示してくれる。
まとめ
猫のペットシッター費用は、訪問型で1回2,500〜3,500円、宿泊型で1泊15,000〜32,000円が相場だ。ペットホテルと比べてストレスが少ないのが大きなメリットで、環境変化に敏感な猫には特に向いている。
シッター選びでは、動物取扱業の登録や保険加入の有無を必ず確認しよう。料金の安さだけで選ぶとトラブルにつながる可能性があるので、信頼性を最優先にすることが大切だ。
参考リンク:環境省 動物愛護管理法の概要 / ペットシッターSOS 料金表 / Fluv ペットシッターの料金相場
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