「室内飼いだから猫に保険はいらない」と考えている飼い主さんは少なくありません。しかし、猫の病気の多くは外傷ではなく内臓疾患であり、室内飼いかどうかに関係なく発症するものがほとんどです。
腎臓病、尿路結石、甲状腺機能亢進症、糖尿病など、猫がかかりやすい病気はいずれも治療費が高額になりやすい特徴がございます。特に腎臓病は猫の死因の上位に位置しており、シニア期の猫の約30%がかかるとも報告されています。
この記事では、室内飼いの猫にこそペット保険が必要な理由と、おすすめの保険の選び方について詳しくご紹介いたします。愛猫の健康を経済面からも守るために、ぜひお役立てください。
室内飼いの猫にも保険が必要な理由
猫の病気の多くは外傷ではなく内臓疾患です。腎臓病、尿路結石、甲状腺機能亢進症、糖尿病といった疾患は、室内で暮らしていても発症いたします。特に腎臓病は猫の死因として非常に多く、注意が必要です。
腎臓病の治療は長期にわたる通院が必要となります。月に1回から2回の通院で、1回あたり3,000円から10,000円。年間では数万円から十数万円の治療費がかかり、これが何年も続くことになります。トータルの治療費はかなりの金額になるのが現実です。

猫がかかりやすい病気と治療費
慢性腎臓病
猫にとって最も注意すべき疾患と言っても過言ではありません。初期は点滴や食事療法で管理しますが、進行すると毎日の皮下点滴が必要になることもあります。年間治療費は10万円から30万円が目安です。
尿路結石・膀胱炎
特にオス猫に多く見られる疾患です。結石によって尿道が詰まると、緊急手術が必要になることもあります。手術費用は10万円から20万円が一般的な目安となっています。
がん(リンパ腫など)
猫に多いリンパ腫は、抗がん剤治療を行うと30万円から50万円以上かかるケースがございます。治療方針によっては、さらに高額になることもあります。
猫は体調不良を隠す習性があるため、飼い主が気づいた時にはかなり進行しているケースが多いです。定期的な健康診断を受けることで、早期発見・早期治療につなげることができます。
猫の保険おすすめ
猫の保険を選ぶ際には、通院補償の充実度を最も重視してください。代表的なサービスの特徴をご紹介いたします。
アニコム:通院時の窓口精算に対応しており、手続きが非常にスムーズです。通院回数が多くなりがちな猫にとって大きなメリットとなります。
PS保険:免責金額なしで少額の通院もカバーされます。保険料が比較的安いのも魅力です。
SBIいきいき少短:保険料の安さが特徴で、シニアになっても加入しやすいサービスです。
猫の保険料は犬より安い
一般的に猫の保険料は犬よりも安い傾向にあります。犬種による差がなく、犬ほど高額手術のリスクが低いためです。月額1,000円から2,500円程度で加入できるプランも多く、この金額で万が一に備えられるのは非常にお得と言えるでしょう。

環境省の動物愛護管理ページでは、猫の室内飼いに関するガイドラインも公開されています。また、金融庁の公式サイトでも保険選びの基本情報が確認できます。
猫の保険選びのポイント
猫は慢性疾患で長期通院になるケースが多いため、通院補償の日数制限が十分にある保険を選ぶことが最も重要なポイントです。年間20回の制限では足りなくなることもありますので、できるだけ回数制限に余裕のあるプランを選びましょう。
また、腎臓病などの慢性疾患は、翌年の更新時に保険料が上がったり、補償対象外になったりするサービスもございます。更新時の条件も事前にしっかり確認しておくことが大切です。
農林水産省のペット関連情報ページにも、ペットの健康に関する有用な情報が掲載されていますので併せてご覧ください。

まとめ:猫も保険で備えよう
室内飼いの猫であっても病気のリスクはゼロではありません。特に腎臓病は長期通院で費用がかさむため、保険があると大きな安心材料になります。
猫の保険料は比較的安価なため、家計への負担も小さいのが嬉しいポイントです。愛猫が元気なうちに、ぜひ保険への加入を検討してみてください。
よくある質問
室内飼いの猫は本当にケガをしますか?
はい、室内でもケガのリスクはございます。高い場所からの落下、家具の隙間に挟まる、異物の誤飲など、室内ならではの事故は意外と多く報告されています。外傷以外にも、内臓疾患のリスクは屋外飼いと変わりません。
猫の保険は何歳から入れますか?
多くの保険会社では生後30日から45日以降に加入可能となっています。若いうちに加入するほど保険料が安く、審査にも通りやすいため、できるだけ早い時期の加入をおすすめいたします。
多頭飼いの場合、割引はありますか?
一部の保険会社では多頭割引を提供しています。2匹目以降の保険料が割引されるサービスがございますので、複数の猫を飼っている場合は確認してみてください。
保険に入っていれば全額カバーされますか?
全額カバーではございません。補償割合(50%、70%、100%など)に応じた支払いとなります。また、予防医療(ワクチン、健康診断など)は補償対象外のサービスがほとんどです。契約前に補償範囲を必ずご確認ください。
もっと知りたい!追加Q&A
猫の慢性腎臓病は保険でカバーされますか?
加入後に発症した慢性腎臓病であれば、ほとんどの保険でカバーされるよ。ただし、加入前にすでに診断を受けている場合は補償対象外になるんだ。また、更新時に腎臓病が原因で補償条件が変わる保険もあるから、更新条件は事前にしっかり確認しておこう。腎臓病は長期通院になるから、通院日数の上限が多い保険を選ぶのがポイントだよ。
猫の保険で予防接種の費用はカバーされますか?
予防接種(ワクチン)の費用はほとんどのペット保険で補償対象外だよ。ペット保険が対象とするのは病気やケガの「治療」にかかる費用で、予防目的の処置は含まれないんだ。同様に健康診断やフィラリア予防、避妊・去勢手術も対象外。ただし、保険に加入していれば病気の治療費は軽減されるから、予防接種代は自費で賄って治療費は保険で備えるのが賢い考え方だよ。
室内飼いの猫に多いケガにはどんなものがありますか?
室内飼いでも意外とケガは多いんだ。高いところからの落下による骨折、家具の隙間に挟まってしまう事故、おもちゃや紐の誤飲、猫同士のケンカによるひっかき傷などが代表的だよ。特に若い猫は好奇心旺盛でイタズラが多いから、誤飲のリスクが高い。室内だからといってケガのリスクがゼロになるわけじゃないから、保険で備えておくと安心だよ。
猫のペット保険は何歳まで新規加入できますか?
保険会社によって異なるけど、一般的に7歳から10歳が新規加入の上限年齢になっていることが多いよ。SBIいきいき少短は11歳11か月まで、日本ペット少短は満10歳まで加入できるから、高齢猫でも選択肢はあるんだ。ただし一度加入すれば終身で継続できる保険がほとんどだから、若いうちに入っておくのが一番賢い選択だよ。



